神戸市公立大学法人について
令和7年外郭団体に関する特別委員会 2025-10-17
- ◯理事(さとうまちこ) よろしくお願いいたします。
人口減少社会の中で、市内から神戸市内の大学で学ぶ子供たちを増やし、神戸市の大学から神戸の企業で活躍してもらえるような流れをつくることが理想的であると考えます。しかし、現状、市内からの入学希望者が15%ということについて、もうちょっと何か御努力で増やせないかというふうには思います。
神戸市外国語大学においては、公立大学の重要な役割である地域貢献・市政課題の解決の観点から、こちらにも事業計画に書いておりましたが、その観点から、小・中学校の頃から外国語になじめるようなアプローチを行っていくことが必要であると常々考えております。
そこで例えば、外大生の他国との交流の経験や、学生自身が英語を好きになったきっかけや、語学力が上がる取組の提案など、神戸市小・中学生や教員への提案をするなど、教育委員会との連携もしていただきたいと考えますがいかがでしょうか。 - 15:◯岡山神戸市公立大学法人法人事務局長 ありがとうございます。さとう理事御指摘のとおり、地域貢献・市政課題の解決の観点から、外大としまして、小・中学校の頃から外国語になじめるようなアプローチを行うということが非常に大切だと考えてございます。第4期の中期計画におきましても、地域の教育委員会等と連携しまして、英語教育等に関する助言指導を行うということとしてございまして、教育委員会とも2008年に協定を結びまして、具体的なアクションプランを実施しているところでございます。
そういった中で、子供たちへのアプローチといたしまして、毎年、近隣の東町小学校の児童が外大訪問を受け入れておりまして、児童が学内で、外大生でありますとか教職員へ英語でインタビューするというようなことで、英語を話す楽しみを体験しまして、コミュニケーションを伸ばす力を手助けしているところでございます。
さらに、中学生向けには、夏休み期間に本学にて英語を使ったコミュニケーションを体験できる英語サマースクールというものを開催してございまして、今年度であれば、延べ378人の中学生と180人を超えるALTの参加がありました。
さらに、高校生向けには、学校からの要請に基づきまして、本学の教員が出向いて講義を行うとともに、いわゆる教員研修の実施でありますとか、生徒への指導等の協力をそれぞれ行っているほか、学校側の要望に応じまして、教員のみならず、いわゆる学生でありますとか留学生の派遣も実施しているところでございます。
また、教員に対する英語及び英語教授法の学習機会の提供といたしまして、現役のいわゆる英語科の教員を対象とした英語教育学の専攻を本学の大学院に設置しておりまして、そこで、文部科学省の職業実践力の育成プログラムの認定を受けたカリキュラムによりまして、教員の指導力向上に努めるとともに、そのノウハウを活用しまして、今年度11月になりますけれども、教師のためのオープンキャンパススクールということで、本学で、英語教員を対象として本学の授業を自由に聴講できる機会を設けまして、教員の技能向上に協力しているところでございます。
いずれにしましても、今後とも本学の持つノウハウによりまして、教員に対する英語教授法の学習機会の提供でありますとか、さらには、児童・生徒、学生などの国際交流に関する理解の促進をしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
以上でございます。 - 16:◯理事(さとうまちこ) ありがとうございます。その取組が限定的であってはいけないと思うんですね。神戸市が出資しておりますので、全市の子供たちに届くようにお願いします。
また、生徒たちに自由に、こういうふうにしたらちょっと英語力伸びたよというような身近な言葉で身近に伝えていただけるような取組のほうにも力を入れていただきたいと思います。
そして、神戸市外国語大学がより開かれた大学として存在意義を示し、選ばれる大学であり続けるということを考えると、神戸市で学ぶ学生や社会人含め外大のよさを実感し、ここで学びたいと思ってもらえるような取組が必要であると考えます。
2023年の9月議会におきまして、大学の講義をオンラインで無料公開し、気軽にリカレント教育を受けられるようにすれば、市民の知識向上に資するだけではなく、大学のよさを宣伝する機会になるのではないかと質疑した際には、現時点ではオンライン講義を市民限定で提供するシステムの構築の負担や、授業料を納めている学生との公平性の観点から、慎重に検討していく必要があるとの意見を聞いているという答弁がありました。これは、単位認定をするわけでもなく修了証は出すわけでもなくて、地域貢献として費用もあまりかけずに実施することができるのではないかと考えますが、その後の検討状況を含め見解をお伺いいたします。- 17:◯岡山神戸市公立大学法人法人事務局長 大学授業のオンライン無料化に関しましては、内部検討におきまして、他大学の事例を確認したところでありますけれども、基本的には、正規授業以外が公開されている模様でございまして、本学におきましても、外大のユーチューブチャンネルで、いわゆる研究者でありますとかを対象にして、市民向けの公開講座の中で26本の動画を閲覧することができることになっておるんですけれども、そのような形で正規授業以外の講座を無料で提供しておりまして、今後もハイブリッド、またはオンラインで行う正規授業以外の市民向けの公開講座についてはより積極的に配信を行うことで、市民への知識の共有並びに学び直しの機会の提供を進めていきたいと考えてございます。
なお、正規授業のオンライン無料公開につきましては、やっぱり無料公開対象者に対しましては、単位認定でありますとか修了証の発行を行わない場合においても、やはり受講によりまして同じ内容を学習できるという点について、やはり学費を納めて授業を受けている学生との公平性等の観点から実施は難しいかなと考えてございます。
以上です。 - 18:◯理事(さとうまちこ) そうですね。限定的な公開というのはよく理解できます。東大と慶應が複数の無料オンラインコースMOOCを開設されておりますし、オックスフォード・ハーバード・スタンフォードなどは世界中の大学で知識を共有して役立てるという動きがあることから、無償でオンライン提供されるのは本当に一般的であると考えております。ただ、中期目標ですか、リカレント教育というふうにも書かれておりました。サテライトがあるのはよく存じているんですけれども、やはりリカレントとなりますと、そこまで通う方がそんなに多いかなというと、やっぱり難しいですね。その中で、今お伝えした大学の中では有料で修了証などを──修了証とかを渡すときは有料でというふうな、そういった受講もされているということです。敷居を低くするためですとか、授業の様子を見るということは、もちろんオープンキャンパスもあるんですけれども、そこにも行けないような一般的な学生がこういう授業をしてるんだなというようなことを、ちょっと親しみを持っていただくとか、市民の一般の方にも、その全部とは言わないですけれども、こういう形態でやってるんだなということを知ることって非常に重要だと思うんですね。なので、決して難しいことではない、全部とは言いませんので、難しいことではないのかなと思いますので、前向きに御検討のほうをよろしくお願いします。
そして、いじめ問題への取組です。神戸市で学ぶ児童・生徒には犯罪に関する知識をしっかりと身につけてほしいと考え、法学授業を進めております。外大や高専における法律に関する授業、とりわけいじめに関する刑法に関する授業の実施状況についてお伺いいたします。- 19:◯岡山神戸市公立大学法人法人事務局長 刑法に関するということでございますと、外大では、憲法・民法・行政法等、現代の法というものを開講してございまして、これらの科目を毎年およそ600名前後が履修してございますが、いわゆる科目として刑法という授業は行ってございません。
あわせまして、高専におきましても、一般科目の必須科目としまして倫理・政治経済において、刑法を含む法律の基本的な知識を扱う場合がありますが、同様に刑法というものを科目としては扱ってございません。
以上です。 - 20:◯理事(さとうまちこ) 今、中学校の教育委員会にも勧めさせていただいているんですけれども、具体に学校において生じる可能性がある犯罪等が文科省のホームページにも記されておりますので、こういったこともお手洗いでも貼り出すとすごく効果があるというふうにも聞いておりますので、しっかりそういった知識を持って、社会にも役立つことですから、それに負けないような、中学3年生の知識に負けないようなそういったルールを身につけていただきたいと思います。
これは高専なんですけれども、先日、高専の学生から、部活で一生懸命練習しなきゃいけないんですけれども、冷房がなくて大変ということを聞きました。吹奏楽部は楽器を保管する部屋の湿度も気温も高くて、楽器にカビが生えてしまったり、練習するところも危険な暑さで大変だということをお聞きしました。現状をちょっと教えてください。 - 21:◯池上神戸市公立大学法人法人事務局高専担当部長 ただいまさとう理事から御指摘をいただきました高専の吹奏楽部の活動場所の状況について御説明申し上げます。
吹奏楽部が主に利用しておりますのは、学生会館という建物にございます1階の数部屋を利用してございます。これらの部屋には、竣工当時からエアコンは設置されていない状況でございまして、ふだん練習の場といたしましては、近くの空調設備のある場所などを使っておるわけでございますけれども、そういった場所も常に確保できるとは限らないという状況ではございます。
理事の御指摘のとおり、部活動の充実といいますのは、勉強と同時に重要であるとは認識しておるわけでございまして、例えば、クラブ活動に関する取組といたしましては、女子更衣室の増設、それから、合宿室の環境整備等を行っておるところでございますけれども、空調につきましては、構内にまだ設置されていない場所というのはございます一方で、設置されていた場所につきましては古くなっておりますので、更新も同時に進める必要があるという状況でございます。このようになかなか容易ではない状況ではございますけれども、順次設置を図ることができないか検討してまいりたいと考えているところでございます。
以上です。 - 22:◯理事(さとうまちこ) ありがとうございます。やはり学生生活において部活動の充実は勉学と同様に重要であることから、やはり生徒等の声を聞いてコミュニケーションを深めていただいて、しっかり優先順位をつけて取り組んでいただきたいと思います。吹奏楽の楽器は非常に高くて、劣化しちゃうともう取り戻せないことがあるんですね。なので、日頃の手入れとか、やっぱり保管場所の湿度・温度管理というのは非常に大事なこととなります。また、体育館も避難場所となるでしょうから、その辺りの環境の充実も同時に図っていただきたいと思います。
- (カビを吸い込むことは健康にも悪影響なのでこの辺りも今後注視ですね)

