2025/9/18調査書(内申書)の簡素化について
広島県教育委員会では、調査書(内申書)を簡素化、学習記録だけの記載に改め、ボランティアやスポーツ、生徒会活動などの記録欄を廃止した。当時の広島県の教育長が述べているように、「先生からどう見られているかではなく、自分がどう思うかが大事だ」という点は同感であり、内申書を気にする学校生活ではなく、学校は自分らしさを表現できる環境であってほしい。それを実現するためにも、調査書(内申書)の記載内容の変更について、本市から県に働きかけるべきだと考えるが、見解を伺いたい。
○田尾教育次長 広島県の簡素化については、私どもも十分承知をしております。
御存じのとおり、兵庫県の調査書につきましては、県教委が選抜要綱の中で定めておりまして、現在、参考としての取扱いではございますけども、特別活動の記録などの欄が今も残っております。今後、他の自治体の状況について情報収集もしながら、県に対してこれからの時代に沿った入試制度の在り方について定期的な協議を行う中でしっかりと調査書についても考えを伝えていきたいというふうに思っております。
○分科員(さとうまちこ) このように、誰が見ても分かりやすい内容になっておりまして、今後の部活評価などもなくなれば、それで部活に入ろうという子供も減るのではないかというふうに思っております。広島では、自己表現カードというものはもう使われていないんですけれども、自己表現というものはあって、5分の面談があるそうです、入試の際に頑張ってきた何か、別に部活でも自分がずっと実行してきたことでも何でもいいんで、それを自分で考えて表現するという面接方法は、生徒自身にとっても強みとなり、自分を俯瞰して見られ、社会に出るためのそういった場面も強みとなっていきます。
部活評価もなくなれば、部活に入ろうという子どもも減るのではないかとも思います。広島では自己表現カードはもう使われていないのですが、自己表現ということで、5分の面談がある。頑張ってきた何か、自分を表現するという面接手法は、生徒自身にとっても強みとなり自分を俯瞰して見られ、社会に出るための強みともなる。実際に、広島県では入試後のGoogleフォームから、95%の生徒が<自己表現に対して肯定的>という結果が出ている。今まで、自分のできない所やダメなところに目が行っていたが、自己表現にすると自分の良いところを探し出したということでした。