2025/9/17こども「2人目の壁」について

国立社会保障・人口問題研究所が令和3年に実施した出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)では、「こども1人」の割合が引き続き増加している一方、「こども2人」の割合は減少している。「こども3人」の割合は横ばいであることから、2人目のこどもを検討する際に大きなハードルがあると思われ、その要因の1つは経済的負担です。2人目の子を産みたい世帯のため、経済的な負担を出来る限り軽減すべきと考えます。例えば、現状で第2子半額としている保育料を無料にしてはどうか、見解を伺いたい。

経済停滞、物価高の中、2024年の神戸市のエンゲル係数も全国でダントツの一位です。収入の低い世帯ほど大きいもの。神戸市の世帯収入中央値は360万ほどで、一般的なご家庭では、1円でも安く食材を購入したり、1人1億かかると言われている子育て費用、老後の蓄えの必要を迫らせております。社会保険料、大学ローンの負担などで、婚姻を踏みとどまる方も多い中、二人目を望まれるご家庭には、経済的理由で諦めることのないよう行政がしっかりとサポートしていくべきです。

子どもの成長を社会全体で支え子どもを育てることは未来の日本を支える人材を育てること。言うだけではなく費用面では特に子育てへの協力姿勢を示さなければなりません。子育て無償化に向けて取り組んでいただきたい。