2025/9/3教育こども委員会質疑(自由進度学習・イエナプラン・バカロレア認定校などについて)

2年前、全教育長の時代から提案を続けていた小学校でのイエナプランや自由進度学習についての質疑です。小学校についても早急に進めていただきたいところ。名古屋市の山吹小学校の例を挙げてまいりました。また、以下の質疑をしました。

・小学校で不登校となっている児童には、広島県の例を挙げ、中学入学前に体験ができないか。

・学びの多様化学校についても、転籍せざるを得ないところから、不登校人口に対しては神戸市は一校と少ないものの、やはり自由進度を進めなければいけないと思いました。

・昨年訪れた大阪府の水都学園のようなバカロレア認定校への考え、

・内申書の簡素化の提案、これも5年前?程から提案しております

・法学授業の進捗についての質疑をしました。

ついでと言いますか、近頃の「1ヶ月弱」についての考え方。私たちは1ヶ月弱というと、27、28、29日辺りを指すのですが、近頃は1ヶ月プラス何日か、下手すると10日ほど足すのだそうです。社会に出た時の齟齬があってもよろしくないので機会を捉えて伝えていただきたい旨、提案しました。

・コベカツの夜間照明増設については、避難所開設の際も役にたつ可動式のものを要望。どうせなら活用できるものがあると暗い場所での犯罪防止にもなります。

委員(さとうまちこ) 文科省は全ての子供たちの可能性を引き出すために個別最適な学びと協働的な学びの一体化の充実が求められると言っております。それに伴って、神戸市も進めているところではございますが、イエナプランは正にうってつけの教育形態だと思われますが、そのあたり今どういうふうになっているのか教えてください。

西川教育委員会事務局部長 イエナプランについて御質問いただきましたけれども、異年齢集団で学級を形成するということで、学び合いでありますとか、助け合いが生まれてくる環境ということで、日々の学習計画も子供たち自身が作っていくっていうことを通しまして、共生と自立を育むということを重視する教育手法の1つであるというふうには承知しております。  本市でもイエナプラン教育と共通する視点としまして、自由進度的な学習でありますとか、総合的な学習の時間を活用しました異年齢集団学習を導入しております。  高学年が下の学年を支援する、そんなふうな異年齢間の協力による自立心でありますとか、自己有用感の向上を図っているところです。  また、個別最適な学びと協働的な学びの充実の視点から申し上げましても、学習意欲の低下や一斉授業では十分に学べない等の多様なニーズに寄り添い、児童・生徒が主体的に学べるような授業の在り方を研究しております。令和7年度、本年度におきましては、教育委員会事務局から全校を指導主事が訪問しまして、全教員の授業を確認した上で、授業改善の一環としまして、多様なニーズのある児童・生徒も含めまして、主体的に学習を進められるような助言を行うようにしております。

委員(さとうまちこ) 自由進度についてはもちろん今後しっかり進めていただいて、全市で実行を早くやっていただけるようにということを今までも質疑をしておったんですけれども、これは何かめどみたいなものあるんですか。いつまでに、例えば今年度中に全校で自由進度学習を確実に実行していくというようなことがあるのなら、ちょっとそこを教えていただきたいと思います。

西川教育委員会事務局部長 具体的にいつまでというのはなかなかちょっと難しい部分があるんですけれども、今まで一斉型が中心でありました学び一気に変えていこうというものでありまして、児童・生徒の意欲でありますとか、特性でありますとか、習熟度等に応じまして、この手法をどう取り入れていくことが効果的な学びにつながっていくのかということを学校でも十分に研究、準備する必要があります。直ちに全学校の授業を一斉に変更できるものではないんですけれども、新たな学びの導入は着実に今現在進めているところでございます。  1学期に指導主事が訪問をして、学校の授業を見て指導してきましたけれども、2学期も引き続き底上げをしながら、それぞれの学校におきまして、児童・生徒が自主的に選択をして、それを学びの中に取り入れていく、新しい自由進度的な学習を各校で取り入れていくよう進めてまいるつもりでございます。

委員(さとうまちこ)今までの子供たちにとってはすごく大きな希望というふうになっていく。なので、もっともっとスピーディーにやっていただきたい。