神戸新交通株式会社、チェックオフ、天下りの廃止等について(2019-11-25)

神戸新交通株式会社令和元年外郭団体に関する特別委員会 

議員になりたての2029年当時は、数ある不祥事に驚いたものです。同時時期に教育委員会も不祥事が続き、委員会を9時頃まで開催されることもありました。

チェックオフと聞いて思い出したので、当時の質疑の一部をこちらに載せておきます。

  • ◯委員(さとうまちこ) ちょっと私からもお聞きしたいと思います。
     そもそも外郭団体とは何のためにあるのでしょうか,お聞きしたいと思います。
  • ◯今西理事・都市局長 外郭団体は,市が直接執行することができない,けれどもやはり公的な性格があるというような,いわゆる民間とそれから行政との間で行うべき業務に関して執行するという役目を持った団体ということでございます。
  • ◯委員(さとうまちこ) こちらにも書かれていますように,乗客の運賃は公共料金であるし,会社の設立は多額の神戸市民の税金から投入されております。数々の今までの不祥事を見ると,一体どこを見ているのかが疑問となって,神戸市民の方々もたくさん怒りを持っておられるんですけれども,そのことに関して何かありましたらお伺いしたいと思います。
  • ◯今西理事・都市局長 こういうような不祥事というのはあってはならないということでございまして,そのために,私どもとしては徹底的にこの原因究明とともにこの抜本的対策を講じるということで,監査事務局に対して監査請求もさせていただき,そしてまたいろんな委員会を立ち上げて,その抜本対策を今講じるということをさせていただいてございます。これはもう今先生からおっしゃられましたように,外郭団体というのに対して大変多くの税金を入れているという面があるわけでございますので,その運営というものがしっかりされておりませんと,市民の行政に対する不信感につながるということでございます。そのために,今,最大の努力をさせていただいているというところでございます。
  • ◯委員(さとうまちこ) 今,こういった不祥事があるたびに,委員会を立ち上げるですとか,ガバナンスがどうたらこうたらという話あるんですけども,そもそもそういったことができないという組織に問題があるのではないかと思うんですけども,そのあたりはいかがでしょうか。
  • ◯今西理事・都市局長 新交通に関しては,少なくともそういうような今実態があるということは,もう紛れもない事実でございますので,それの抜本対策,そしてそのためには原因究明が根本的にされなければならないということで,かなり綿密な監査の報告書もございますし,またコンプラのガバナンス関係の先生方からいただいた意見もございますので,その点についてはもう大変そういう実態になってないという,信頼に応えるような団体になってないというのは,もう御指摘のとおりでございますので,それは大変申しわけなく思ってございますけれども,これを一刻も早く正常化するというようなことが大切だということで,全力で取り組んでいるところでございます。
  • ◯委員(さとうまちこ) やっぱり組合というのは必要なものなんですよね──ですよね。だけど,組合員の方々が満足かといったら,そうではないのかもしれないと思います。今の組合員の方々は,現状に関して満足されているかどうかという声を聞かれたことはありますでしょうか。また,不満など,どこかから聞かれたことはありますでしょうか。
  • ◯後藤神戸新交通株式会社代表取締役社長 社員イコール──非組の人間はともかく,100%組合員のユニオンショップでございます。今回の事案が発覚をした発端は,神戸市のほうへの匿名の問い合わせでございましたし,その後も社員のいろんな形での会社及び組合に対する不満が,先ほどの市議の御発言にもございましたように,爆発したわけでございます。そういう意味からすると,午前中の参考人の話の中でも労使信頼関係はというお話もございましたが,表向きはそうであったかもわかりませんが,内面的には全くそうではないことが募っていって今日に至ったということではないかと思っております。
     先般,私ども,組合への訴訟の対応方針,監査結果が出たことを受けての取り組みの姿勢について,本当に大変遅くなったんではありますが,4日間にわたりまして,全社員に毎日2時間程度かけて説明会をさせていただきましたし,これも集め方に問題があると御指摘いただきました全社員アンケート,これについても忌憚のないところを寄せていただきました中で,本当に社員,安全輸送に頑張っていただいている中で,組合の執行部と,会社の経営陣との間だけでこのようなことが,あるいは社員を,あるいは組合員の意に背くようなことが行われていたことについて,非常に残念な思いであり,怒りを持った声をたくさんいただいております。社員説明会の中でも,やっぱり一刻も早くこういった問題については解決に持っていってもらい,そして本来の安全輸送,お客様サービスの向上に努める会社として再スタートさせてほしいという,本当に切実な声をたくさんいただいておりますし,私も社員からもたくさん直接声をいただいております。そういった観点も含めて,今,今西理事も言われましたけれども,一日も早くこういった真面目に現場で頑張っている社員に報いる,そしてそれが市民の皆様,利用者の皆様にとっても喜んでいただけるサービスをしっかりできる会社として立て直していかなければいけないと考えておるところでございます。
  • ◯委員(さとうまちこ) これ,チェックオフでとられるわけなんですけども,抜けたいなとか,入りたくないと思っておられる方もいるのではないかと思います。そこで,労使協定の廃止など言われておりますけども,そのあたりについてどの程度検討されておりますか。
  • ◯後藤神戸新交通株式会社代表取締役社長 組合員のアンケートの中でも,組合費が高い,毎月何でこんな高い組合費を払い続けなければいけないのか,ユニオンショップを見直してほしいという,正直そういう声もいただいております。ただ,ユニオンショップ制であるとか,オープンであるとか,そういうショップ制の問題であるとかは,やはり労働組合サイドの組織としてのありようの問題が根本でもございますんで,会社側からそのユニオンショップを廃止せよとかいうようなことについては,なかなか言いにくい立場ではないかと考えておりますが,ガバナンスの改善委員会の中でもそういうチェックオフの廃止であったり,思い切ってそういうユニオンショップの見直しも含めて考えるべきではないのかという個別御意見はいただいておりますので,大変そういった意見を重く受けとめながら,今後これからの労働協約の改定に向けた取り組みに当たってまいりたいと考えております。
  • ◯委員(さとうまちこ) なぜこの方がこの位置にいるのかというようなことって──御答弁としてよく適材適所ということが言われているんですけども,一般的には問題を起こしたとされる人物が役職についたりするというのはあり得ないことで,そこが皆さんの共感を得られない,やっぱり外郭ってというふうに言われてしまうことだと思います。ここにも改善意見書の10ページにありますように,どんな小さな事案であっても,厳格に懲戒処分を行うことが問題発生の予防にもつながると書かれております。皆様は,でも,そんな認識はあると思うんですね。やっぱり問題起こされたら何らかの処分を早急にされる。でもそれをしてないというところが,また不信感を買うあたりだと思います。今の不祥事を起こされた皆様の現状をお聞きして,神戸市民の皆様が納得されるとお考えでしょうか。
  • ◯茨木神戸新交通株式会社代表取締役常務 納得をされるかどうかということにつきましては,こういった一連の不祥事が発覚してから,処分,責任等を公表するのにかなり時間がかかっているということは事実でございます。それについてはなかなか納得,御理解をいただけないのかなというのは認識をしてございます。本来でありますと,今回の委員会で役職員の一定の責任処分について御説明をさせていただいて,公表をしていくという予定でございましたですが,役員等責任調査委員会を9月の11日に立ち上げて,懲罰委員会も立ち上げようとしており,役員等責任調査委員会のほうでは既に6回の委員会を開催していただいてございます。ただ,先ほども御説明をさせていただきましたですが,外郭団体に対する外部通報窓口が設けられまして,そちらのほうにも新交通のほうの通報が行ってございます。それについては,東京のほうの法律事務所に,現在は通報が行っているということだけですので,事実かどうか,それについて事実確認の調査を依頼したところでございます。それについて,一定の報告が今後上がってくるということですので,役員,社員についての処分,責任追及については,そういった東京のほうの法律事務所の報告も踏まえて,その処分については一体で考えていかないといけないというふうに思ってございますので,少々時間がかかってしまっているというところでございます。それについては御理解のほういただきたいと思います。
     以上でございます。
  • ◯委員(さとうまちこ) 本当にキーパーソンかなと思われる佃さんも,今お客様サービス担当係長でいらっしゃるんですかね。そのあたりもやっぱり一般的には,何でまだこういうところにいらっしゃるのかなというふうな疑問が,もう本当に普通に出てくると思うんですよ。それは私たちが思うだけでもなく,一般市民も普通の感情でおかしいということは思われてしまうから,自浄作用ってやっぱりないんやなというふうにもお聞きします。
     午前に現場の声ということでもあったように,外部から幹部を入れるべきという──民営化もずっと言わせていただいているんですけども,会派として──だけど外部から天下りではなく,人材を新しく入れていくというふうなことを考えていくべきかなと思います。今までの不祥事の数々を見ても,改革ですとか組織改革とかいうのでしたら,この内容,時間・目標みたいなものと書かれているけども,はっきりしていないですよね,これを見ても。それをもうちょっと具体的にどんな方向で考えていらっしゃるのか,それとも人事の刷新とかは全くないのかというあたりも,お聞きしたいと思います。
  • ◯今西理事・都市局長 今,先生がおっしゃいましたところは,監査報告書の中でも触れられてございまして,少し読ませていただきますと,神戸市が相当額の出資をしたとはいえ,社長等役員を神戸市出身者で占めるべき必然性はなく,経験のある優秀な経営者を招聘するなど,新交通にとってよりよい経営を行う手段を模索すべきであると考えるということが監査報告書の中でも指摘をされてございます。経営者をどう選んでいくかというのは,株主にとって大変重要な役割だというふうに思ってございます。監査報告書も重く受けとめて検討をさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。
  • ◯委員(さとうまちこ) 歴代の社長が今までの不正事案を見抜けなったとか知らなかったということもかなり責任が重いのではないか,トップとしてはやはり責任が重いのではないかと考えています。そこで,やはり神戸市の歴代のそういった癒着を断ち切るという意味でも,最低でも天下りということはもうやめるべきだとは思うんですけれども,はっきり言って,そのあたりいかがでしょうか。
  • ◯今西理事・都市局長 その監査報告書の中では,先ほど触れませんでしたけれども,仮にということで,今後,引き続き神戸市においてその出身者を社長や常務に選任するとしても,その選任には相当慎重な判断が必要であり,年功序列の順送り人事などは厳に慎むべきであるということが明記をされてございます。いずれにしましても,経営者を選んでいくというのは,その組織にとって大変重要なものでございますので,私ども指摘を重く受けとめて,今後対応してまいりたいというふうに考えてございます。
  • ◯委員(さとうまちこ) 本当にスピーディーに,市民の皆様が納得できるような,これでこそ変わっていくのかなと思っていただけるような改革をよろしくお願いいたします。
     もう1つ,勤怠管理システムの導入,これが効果的だということで,我が会派でも以前から言わせていただいているように,それをしていただけるということで,これの詳細について少しお聞かせください。いつからということと,事務的な場所と,あと現場ではいつぐらいにどのようにされていくのかお聞かせいただきたいと思います。
  • ◯茨木神戸新交通株式会社代表取締役常務 勤怠管理システムにつきましては,クラウド型勤怠管理システムを導入していこうとしてございます。勤怠管理だけではなくて,人事管理,それと年末調整等,法定調書の作成システムもひもづけをし,コンプライアンス体制の強化及び業務の効率化を図っていくという目的で導入をいたしました。
     まず,事務方導入時期ですが,まずは事務方のほうが,来年の1月ぐらいに試行実施をさせていただいて,令和2年の4月に本格稼働というふうに考えてございます。あと,新交通,現場勤務抱えてございます。宿泊等,夜勤もございますので,出退時間がかなり異なってございますので,現場部分につきましては,来年の7月に稼働をさせていただくということで,令和2年の7月には全社稼働をするという予定でございます。
     以上です。
  • ◯委員(さとうまちこ) 離職の手続のほうも勤怠に含まれるということで,間違いないでしょうか。
  • ◯茨木神戸新交通株式会社代表取締役常務 離職手続のほうも勤怠管理に含めさせていただきます。あと残業でありますとか,直行・直帰というような,そういった出張も含めて勤怠管理システムのほうに導入をさせていただきます。
     以上です。
  • ◯委員(さとうまちこ) しっかりとそのあたりの管理,やっていただきたいと思います。