避難所の備蓄対策(神戸市がキッチンカー活用)
被災後すぐ温かい食事をということで、神戸市が26年度から体制づくりに乗り出しました。
避難所の備蓄支援に関する質疑をする中で、キッチンカーにも触れております。今から5年前ですね。やっと体制構築となったようです。以下、当時の質疑です。(スライドを見せながらなのでわかりにくい文章もありますがご了承ください。)
令和3年予算特別委員会第2分科会〔3年度予算〕(消防局等) 2021-03-09
分科員(さとうまちこ) 引き続き質疑をさせていただきます。
避難所の備蓄体制について,お伺いいたします。当然,最悪の事態を想定しての質疑ということでお願いいたします。
阪神・淡路大震災から26年経過しましたが,近い将来,南海トラフ地震などの大規模災害により神戸市が大きな被害を受けることも考えられます。阪神・淡路大震災では,多くの避難者が避難所に避難しましたが,今後,そういったときに備え,避難者に食事,毛布,衛生用品などの物資を迅速に提供できるよう,備蓄体制を整える必要があると考えております。
そこで,各避難所の備蓄状況,体制についてもお伺いいたしたいのですが,それとともに,避難利用が多い避難所には,まとまった物資を常備すべきと思いますが,いかがでしょうか。また,市民が避難所に行くことをちゅうちょしないように,避難所環境を整え,充実した備蓄物資を各避難所に配備する必要があると考えますので,見解をお伺いしたいと思います。
◯馬場危機管理室長 避難所における備蓄物資についてという御質問でございます。
まず,一般備蓄ということで,毛布,敷物──敷物というのはサバイバルシートのことでございます──飲料水,それから,食料物資,これはアルファ化米,リゾット等,大規模な災害の想定で,避難者20万人分を想定しておりまして,災害発生後3日間の食料物資を,本市の現物備蓄,それから,災害協定先の事業者からの流通備蓄,市民による備蓄,こういったものを合わせて20万人分を確保するというようなことにしております。このうち現物備蓄でございますが,先ほど委員のほうの御指摘がございました,避難所でございますが,避難所に約8万食,避難所を補完する形で,総合備蓄拠点に7万食を備蓄しておりまして,災害発生後1日目の10万人分及び2日目の5万人分に対応できるような備蓄を備えているところでございます。また,生理用品,おむつ,それから,簡易のトイレ,トイレ用の凝固剤,こういったものについても必要数を確保している状況でございます。
以上です。
◯分科員(さとうまちこ) ありがとうございます。
例えば,今,ローリングストックということがよく言われております。避難所の環境に関して,ぱっと見たところ男性の方が多いんですけれども,女性の意見というのはどういうふうに拾って,どういうふうに生かされているのか,お伺いしたいのと,あと,ふれまちでこういった避難の備蓄のリストがありまして,この中から選んだり,ミルクがちょっと残ったりして,いろいろローリングストックでも困るみたいな意見も聞いています。その中で,例えば,生理用品など,リストには入っているんですけれども,それを捨てる黒いビニール袋などはないんですね。そういうの細かいんですけど必要なんです。ないと困るんで。この避難所備蓄に対して,ローリングストックとして学校と連携するなど,そういったことを他局と連携されながら進めているのか,お伺いしたいと思います。
◯馬場危機管理室長 避難所の物資のローリングストックについてでございます。
避難所の物資について,特に先ほど御指摘のありました,生理用品等につきましては,今確認したところ,期限が切れたものについては順次廃棄をして入替えをしているというような,そういうことを伺ってございます。先ほど来,御指摘があったとおり,ローリングストックで何らかの活用ができる方策があるのであれば,そういったこともぜひ今後,経済観光局と連携取りながら,検討していきたいというふうに考えてございます。
それから,女性の関係でございますが,地域防災計画上ですけれども,これは一応規定がしてあるということで,実態とはちょっと違うよということになるかもしれませんけれども,地域防災計画上は,避難所の運営,意思決定には男女双方が参画し,男女のニーズの違いなど双方の視点に配慮した避難所運営を行うと。特にプライバシーの確保,着替える場所やトイレの確保,物資の確保に配慮する。避難所における女性や子供に対する暴力の防止に努めるということを項として設けてございますので,そういったこともぜひ進めてまいりたいというふうに考えます。以上です。
◯分科員(さとうまちこ) ぜひ,ローリングストックに関しては,ミルクなどはこども家庭ですかね,生理用品など,本当に今,貧困が言われていて困ってるお子さんというのがたくさんいらっしゃいますので,ぜひ学校の教育委員会のほうと連携して,無駄のないよう,ローリングストックをお願いいたします。
それと今,避難所に対しての話が出たんですけれども,運営に関しては消防ですよね,備蓄が危機管理じゃなかったですか。
◯馬場危機管理室長 避難所の運営につきましては,各区のほうで,実態としてやっておりまして,区でやるんですけれども,そこの区で運営職員を配置して運営をしながら,また地域の方と連携を取りながらということになるので,事実上は地域の婦人会であったりとか,各種団体ですね,防災福祉コミュニティであったりとか,そういったところとも連携を取りながら運営をしていくということになろうかと思います。
◯分科員(さとうまちこ) ありがとうございます。また,後ほど御質問したいと思います。
防災女子っていうのがありまして,これは静岡の県警でやっているものなんですけども,防災のときの備えとか,いろいろ書いておりまして,非常になじみやすいグッズとなっております。またこういったものも検討していただきたいと思います。
次に,福祉防災コミュニティについてお伺いいたします。令和元年度にも質疑させていただいたんですけれども,震災から26年が経過しております。形成からかなりの年数が経過しておりますが,防災福祉コミュニティの中には役員が男性の高齢者のみで占められている地域もあると聞いております。そこで,役員の構成について消防局で把握している状況をお伺いしたいと思います。
◯長岡消防局長 防災福祉コミュニティの役員の構成についてですが,防災福祉コミュニティの代表者につきましては,代表者の変更届出の提出を各防災福祉コミュニティにお願いをしておりますので,全ての代表者を消防局のほうで把握をしております。現在,192地区ありまして,男性の代表者が174名,女性の代表者が18名で,約1割の方が女性の代表者になっております。
代表者以外にも,役員をされる方が防災福祉コミュニティの中でおられるんですけども,こちらは報告を求めておりませんので,詳細な構成までは私の消防局のほうでは把握をしておりません。分かる範囲で,各消防署の担当者が防災福祉コミュニティに確認をいたしました。192地区中167地区,約87%で女性の役員が参加をしてるというふうにお聞きをしております。以上です。
◯分科員(さとうまちこ) ありがとうございます。その防コミなんですけれども,例えば私の所属している防コミなどは,役員の選出のときに,役所の方も来てはったんですけども,そのときに,やっぱり地域の充て職のようなイメージしかなかったんです。それは,じゃあ,誰々さんがしようか,じゃあ,誰々さんと,休んどうけど誰々さんにしようかみたいな感じで,たたたっと,本当にそんな感じで決定してしまうんですね。それはやっぱり,今までの災害でも避難所でも,非常にいろんな困りごとが起こっていまして,例えば,ガイドラインに書かれています授乳室の設置,男女別のトイレ,物干場,更衣室の設置,単身女性だけのエリア,女性だけの世帯のエリアの設置,間仕切りの仕様,更衣室や入浴場は,必ず女性の意見を聞いて安全な場所に決めるとか,そういったことを,また意識をされているのかどうか,そういった研修をされているのかどうかということをお伺いしたいと思います。
◯長岡消防局長 防災への取組に対しまして,男女双方の視点に配慮する必要がございます。特に避難所の運営についてはプライバシーの確保でありますとか,トイレの設置,女性の視線に配慮した運営を行うことが必要であるというふうに思っております。
防災福祉コミュニティは自分たちのまちは自分たちで守るという精神が大切で,市民による自主的な組織でございますので,こちらの防災福祉コミュニティの防災マネジメント研修という,幹部の方を養成する研修がございますので,そちらの中で,男性だけでは気づきにくい,女性の視点の重要性を認識していただけるような研修を今後実施してまいりたいというふうに考えております。
◯分科員(さとうまちこ) 研修も,もちろんしっかりと実施していただきたいんですけども,実際の避難訓練というものがちょっと手薄になっている地域が多いかと思いますが,その辺りの見解をお伺いしたいと思います。
例えば,しっかりされているところは,しっかりされているんですけども,ここ危ないなと思う地域でも,あんまり避難訓練というものをされていないところが割と目立つんですね。小学校でのよくあるとんど焼きとか,ちょっと消防車が来て,何か水出すぐらいのことはしてるんですけども,地域の方々が行うような避難訓練のことです。
◯長岡消防局長 防災福祉コミュニティで様々な訓練が行われています。それは,その防災福祉コミュニティの中でその訓練内容などを自主的に決めていただいているというのが実情でございます。その中で,やはり活発なところ,それからあまり活発に活動が行われてないところがありますので,そういうところにつきまして,消防署のほうで地区担当制を敷いておりますので,他地域で効果的な訓練をやられている事例などを紹介するなど,できるだけ活発に活動が行われるよう,これからも消防署のほうから支援を行っていきたいと考えております。
◯分科員(さとうまちこ) ありがとうございます。私,1年半前に,そういったあんまり活動されないというか,皆さんもお忙しいですので,そういったところには防災士などを充てて積極的に何が足らずなのか,何が足りているのかみたいなことを洗い出していっていただけると,すごく効率的に避難訓練とか備蓄の確認ができるかと思ったんですけど,その辺りに関してはいかがでしょうか。これ,今後も局の方が入って,やっていただけるんでしょうか。
◯栗岡消防局予防部長 防災福祉コミュニティの活動につきまして説明させてきます。
防災福祉コミュニティ,192地区ございまして,活動内容につきましては地域間で若干の差が生じているということは認識をしております。また,そういった課題を克服するために人材育成を行ったりとか,マニュアルの整備をしたり,さらには訓練参加者・内容の固定化,こういった課題がございますので,そういうところに対策を立てているところでございます。
例えば,人材育成につきましては,毎年防災リーダー研修,こういったものをやっておりますし,そういった防災リーダーをマネジメントする防災マネジメント研修,これはレベルに応じて,新規養成でありますとか,上級コース,こういったレベルに応じて防災に取り組めるような人材育成,こういったものを進めておるところでございます。
また,それぞれの地域で,いざというときに防災活動が円滑に進められるように,災害時の初動マニュアルというのを各地域で進めていってもらってございます。現在,172地区でございまして,約9割のマニュアルが整備されているところでございまして,人材育成とマニュアルづくりを進めているところでございます。
さらに,訓練参加者であるとか,訓練内容の固定化,こういったものを解消するために防災に関する専門的な知識を有する団体であるとか,個人の方,こういった方に地域活動を支援していただくように防コミのサポーター制度という形で我々言っておりますけれども,そういう制度を運用しているところでございまして,この防コミサポーター制度をより活用いただけますように来年度は,新たに2団体を増やすということにしております。
また,こういった制度の活用しやすいような小冊子の作成であるとか,ホームページでの具体的な活動事例の紹介,こういったことを行いまして,地域の皆さんが専門家の支援を受け入れやすいような環境,こういったものを整備してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
今後とも,専門家の支援が得やすいような環境づくりでありますとか,各種研修・訓練,こういったものの充実,さらには消防係員地区担当制の支援によりまして,地域防災力の向上,こういったものに取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
◯分科員(さとうまちこ) ありがとうございます。防災士の方を幾ら養成しても,幾ら組織をしっかりと整えたところで,実地の訓練というのがしっかりなされていないと,それはもう役に立っていないということと同然なんですね。
例えば,たった今大きい地震が起こったとして,地域の皆さんを救えるかといったら,やっぱり26年前の大震災と同じように重なってしまうところが多々あるかと思っておりまして,それを懸念しております。
ぜひ,防災のサポーターの方を積極的に,早急に防コミに入れていただいて,実地的な訓練,例えば,今なんか,感染症ありますから,ゾーニングとか,いろいろあると思うんですよ。ペットの問題とかも,避難所で言われてるんですけども,教室を割り振ったら済む話なんですね。多動とか,いろんな障害をお持ちのお子さんもいらっしゃるんですが,そういったことを,実用的に,さっさとできるような組織づくりというのを,地域地域で早くつくり上げていただきたいと思います。
災害なんですけれども,当然,災害が起こって,役所から助けに来られないとか,本当にその26年前みたいな災害が起こると,どうしても犯罪が起こってしまうんですよ。そのことに関して何か,対策とかっていうのは練られているんでしょうか。
死角のところに防犯カメラを設置するですとか,そういったことって,何か対策がありましたら,端的にお願いします。
◯馬場危機管理室長 午前中もありましたが,防犯カメラを現在,小学校区にそれぞれ設置していると。小学校は緊急避難場所に指定されるということもございますので,そういった面では,未然に子供たちの事故・事件防止,そういった避難所での事件防止にもつながっていくのではないかなというふうにも考えてございます。
それと併せまして,テントを今たくさん購入しているということもお話をさせていただいております。テントを活用することによりまして,より,それはゾーニングという意味合いで購入しているんですけれども,それぞれ女性の方にとっては,着替える場所であったりとか,そういう区画に使えるのではないかなというふうに考えてます。
◯分科員(さとうまちこ) 例えば,避難訓練の実際に,その仮設トイレを建てたときなどは,その場所というのは,なかなかその防犯カメラがついてるかと思ったら,ついてないと思うんです。今の小学校では,死角ではついてるかもしれないけど,そういったこともあるので,実際やってみて,どこが死角になるのかというのをさっさと洗い出して,それを対策してほしいということなんです。
時間もなくなりましたので,今の日本というのが,どうも災害の避難所といったら,暗いとか,汚いとか,もう果ては犯罪の温床になってしまう。もうレイプなんて,本当に切りがないぐらい多いんですね。こうやって,この間,新聞にも出てましたけども,こんなことが頻繁に本当に,信じられないぐらい起こるんです。そういったイメージを払拭するためにですけども,例えば,イタリアの避難所の例というのを皆さんに見ていただきたくて,ここ用意したんですけれども,例えば,この車椅子の対応のトイレ,本当に広くてきれいなんですね。こういったものが数時間で用意されます。イタリアっていうのは,経済状況が日本のように,そんなによくもないからこそ,民間の協力とか,そういったことで頑張っているんですけども,本当に震災も多いし,火山もありますし,本当に日本にそっくりです。こんなふうな対策をしていただきたいと思っております。これは車椅子対応トイレ,スロープつきのですね,これなどはキッチンカーで1時間に1,000食,温かい御飯が食べれます。それがこの内容です。避難所は室内でも,特大テントでしっかりと対応できています。簡易ベッド,これは最初簡易なんですけど,そのうち体がつらくなるので,1週間ぐらいで,ちゃんとした普通のベッドが来ます。それで診療所もあります。こういったことあるけども,また神戸で,こういう風景のないように,よろしくお願いいたします。以上です。
◾️避難所に関してのさとうの質疑◾️
https://www.city.kobe.hyogo.dbsr.jp/index.php/8939500?Template=list

