神戸医療産業都市推進機構について
令和7年外郭団体に関する特別委員会 本文2025-10-17
- ◯理事(さとうまちこ) よろしくお願いします。今後の神戸医療産業都市推進機構の役割についてお伺いいたします。
神戸医療産業都市においては、経済の活性化、雇用の創出、市民福祉の向上といった3本柱の下、取組を進めているところであると認識しておりますが、最近では、大和ハウス工業株式会社や三菱商事都市開発株式会社といった民間企業によるラボビル建設の動きが出てきております。また、他都市では、民間企業が主体となって、企業とアカデミアをつなぐ橋渡しやスタートアップ支援等も含めた取組も展開されているということです。
公益財団法人として、医療産業都市推進機構が従来から担ってきた役割についても、しっかりと見直していく必要があるのではないかと考えますが、見解を端的にお願いいたします。 - 104:◯森企画調整局医療産業担当局長 御質問に御答弁申し上げます。
民間ディベロッパーによる2棟のラボビルの整備が進んでおりまして、今後、こういった入居者に対する民間事業者による事業支援といった取組が、この医療産業都市の中でも展開されるということを私どもは期待しているところでございます。
機構としましては、こういった民間の取組を、例えば、補完をしたりですとか、連携体制の構築ですとか、あるいは神戸エリアの医療機関・アカデミア等が行います研究開発の推進に貢献する広域的な活動が求められるというふうに私どもは考えてございます。
そこで、神戸市と連携をしまして、新たなラボビルの事業者とともに、医療産業都市の発展に向けて相乗効果を発揮できるような取組の検討を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
この機構は、中核的支援機関としてやはり活動してきました実績や、専門性を持つ人材とかネットワークを持ってございます。ほかの地域の事例を見ましても、どこかの事業者が単独、あるいは独占的に支援事業ですとか、あるいはコミュニティーの形成が成就できているかというと、必ずしもそうではないんではないかという見方を私どももしておりまして、この機構が持つ強み、それと、民間事業者が持つ強みを補完して、有機的な連携を図ることで医療産業都市が我が国のバイオクラスターのトップランナーとして成長し続ける、そういったことを目指してまいりたい、さように考えておる次第でございます。
以上でございます。 - 105:◯理事(さとうまちこ) 神戸市の医療産業都市機構は、国際的にも期待されているところではあると思います。その期待に応えるために、やはり多額の予算を投じている現状に対し、市民の納得が得られているとは全く言い難いというふうに思います。いつまで神戸市が関与を続けるのかということも併せて、市民への説明というのがさらに必要だと感じています。
そして、先ほど報酬の話も出ましたけれども、役員報酬について、ちょっとこれは言ってないのでどうかと思うんですが、これはもう報酬の減額ということはあったんでしょうか。 - 106:◯小寺公益財団法人神戸医療産業都市推進機構常務理事 役員報酬の減額ということでございますか。それは現状、実施はしておらないところでございます。
- 107:◯理事(さとうまちこ) 先ほども10億の人件費が9億5,000万に下がったというお話ありましたけれども、やはりこの結果を考えますと、役員の報酬の削減というのは避けられないのかなというふうに思います。同じ公財でも計算科学振興財団の理事長の報酬、無報酬というふうに見て、私もこれびっくりしたんですけれども、業績にやっぱり関連すべきと思うんですね。そういった危機感というのが非常に必要かなというふうに思っています。
そして、現在はコンサルの関与も出てきたということで、できれば製薬や工場誘致といった事業報告にも記載されております、より実業的・産業的な見解を図るような方向を目指していただきたいというふうに思います。
そして、その目標数値や投資に関するリターンは明確に期限をつけて市民に示すべきだと考えております。また、その黒字化が非常に困難、または長期にわたることであるというふうに考えがあるとしたら、WHO助成の見直しと同様に、医療産業都市自体の見直し、検討もありかもしれないと思いますので、ここは神戸市としっかり話し合っていただきたいと思います。
やはり先ほどもお伝えしたように、黒字化が可能なのはむしろ民間であるのではないかと思いますので、やっぱり予算や目的、機能は時代に応じて再構築していくべきというふうに考えます。最終的には、民間への売却という選択肢もありではないかということをお伝えして、以上とさせていただきます。

