株式会社神戸商工貿易センター・一般財団法人神戸観光局・フルーツ・フラワーパークについて
令和7年外郭団体に関する特別委員会 2025-07-10
- 理事(さとうまちこ) サンボーホールについてお伺いいたします。あと5年後、令和11年12月までということなんですが、その後の更新といいますか、話合いとか、そういった今後のことについて、何かお考えはあるんでしょうか。
- ◯中村株式会社神戸商工貿易センター総務部長 お答えいたします。
神戸サンボーホールの運営につきましては、当社と貸し会場の運営や、イベント実施に実績のある運営会社との間で、平成27年から15年間の定期建物賃貸借契約による一棟貸しを行っているところでございます。
都心・三宮では他に神戸サンボーホール規模の展示イベント会場はなく、また会場としては、土曜・日曜・祝日はほぼ毎週のように利用されているような状況でございます。
定期建物賃貸借契約の終了後の活用方法につきましても、三宮での展示イベント会場として引き続き利用していきたいと考えているところでございます。
以上です。 - ◯理事(さとうまちこ) 現状で稼働率が、イベント会場が50%もないということで、非常に低いのかなというふうに見ています。というのは、あそこすごくウオーターフロントへの回遊性ですとか、南北道路に近いとか、あと、みなとのもり公園のアクセスにも関われる非常に重要な土地だという認識があります。
こちら開発の種地としてPFIで民間の協力を得ながら進ませるなどということもありますし、複合商業施設、医療・福祉連携型施設、創業支援型スタートアップ拠点など、いろんな活用方法があると思うんです。今のところ、現状、売却というのはあまりよろしくないのかなというふうに考えますので、さらなる活用のほうを考えていただきたいと思うんですけれども、何か、もうそれ以上のことはないんですね、このままやっていくということですか。 - ◯中村株式会社神戸商工貿易センター総務部長 現時点では、三宮での本当貴重な展示イベント会場であるというふうに認識しておりますので、今の時点では展示イベント会場として引き続き利用していきたいというふうに考えておるところでございます。
以上です。 - ◯理事(さとうまちこ) 非常にもったいないというふうに思うんです、展示会場だけというのは。利用率が低くて、展示会場としてやっていくっていうのは、やはりウオーターフロントの活性化というところにはなかなか直結しにくいというふうにも思います。ぜひ、さらなる活用というふうに、今いろいろお伝えしましたが、積極的な御検討のほう、どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社神戸商工貿易センターについて
- ◯理事(さとうまちこ) 貿易センタービルの災害のことについて関連してお伺いしたいと思います。
想定外の津波が来たときに、垂直避難というものがあるんですけれども、貿易センタービルはその垂直避難の避難所にはなっているんでしょうか。 - ◯中村株式会社神戸商工貿易センター総務部長 商工貿易センタービルにつきまして、ビルに入居されているテナント従業員や、テナントの来所者の安全を確保するため、防災マニュアルというものを作成し、ビルの入居している方々への周知を図っているところでございます。
先ほどの津波のことに関しましては、神戸市において防潮提などのハード対策が取られることで、人が住むところに浸水はしないという想定になっており、神戸商工貿易センタービルについては、神戸市からも津波緊急待避所に指定されていないということになっております。
以上です。 - ◯委員長(上畠寛弘) 聞かれたことに対しての簡潔な御答弁だけでお願いいたします。
- ◯理事(さとうまちこ) おっしゃることも分かるんですけれども、想定外っていうのは切りなくあるわけでして、やはりあの高いビルですから、もし大きな津波が来たときは、皆さん逃げ込まれるとは思うんです。テナントの方々に関しては備蓄っていうものが通達されておりまして、各テナントでは用意されているとは思うんですが、そういったことも想定していただいて、ある程度の備蓄ですとか、薄いシートですね、体温が保てるようなシートとか、そういったことはちょっと用意していただきたいなと思います。
ぜひ、垂直避難のマークというか、あったと思うんですけども、そういったものも御検討ください。
一般財団法人神戸観光局について
- ◯理事(さとうまちこ) MICE施策と費用対効果についてお伺いいたします。
MICE関連事業に相当な予算も投じられておりますが、その費用対効果について、どう評価されているのか教えてください。
また、営業件数や開催件数は報告されておりますが、商談から実際に開催に至った数や経済波及効果の根拠が明確でないように思っております。定量的な成果評価やKPIの設定はされているのでしょうか。併せてお伺いいたします。 - ◯佐々木一般財団法人神戸観光局常務理事(MICE担当) 御質問ありがとうございます。まず、経済効果といいますか、につきましては、政府観光局のほうでモデルが出ておりまして、それに基づき計算するということが可能になってございます。
誘致に努めているものの中で、実際に誘致した件数の割合ということでございますけれども、これは各都市を回っているものもあったりしますし、あと、固定的に神戸でやっていただいているものもあるということで、なかなか単純に比較するということは難しいわけですけれども、例えばですが、海外の見本市でも我々出展して誘致に努めているところでございますけど、そういったところでも確実に誘致につながっているものもあるということでございまして、また経済効果につきましては、例えばインセンティブツアーなんかでいきますと、非常に高額な1人当たりの支出が市内で行われるといったこともございますし、学術会議におきましても、アフターMICEを含め、かなりの経済効果があると認識しております。
経済効果以外にも、非常に大きな社会的価値があるというふうにも我々は考えているところでございます。
以上でございます。 - ◯理事(さとうまちこ) そうですね、定量的な成果の評価をいただきたいなというふうに思ったんですけど、まあ、効果があるということですね。
- ◯理事(さとうまちこ) 次に誘致戦略の明確性と商談効果についてお伺いいたします。
営業や現地出展にかける費用に対して、成果が見合っているのかどうかという懸念もございます。昨年度の商談件数114件のうち、神戸で実際に開催された件数は何件でしょうか。また、開催につながらなかった理由の検証と今後の誘致戦略の見直しについて、あれば教えてください。 - ◯佐々木一般財団法人神戸観光局常務理事(MICE担当) 昨年は、海外商談会には4件出展してございます。その中で、実際に誘致した案件としましては、海外のものでいきますと、例えばオーストラリアのインセンティブツアーの会社の方から来ていただいたり、あるいは欧州のオランダからインセンティブツアーで来ていただいたものもございます。
また、イベントとして国際カードゲームの大会なんかも来ていただいてまして、さらに国際会議も幾つか誘致をしておりまして、これにつきましては、今年に開催された分もありますし、来年開催する分もございます。さらに、インセンティブツアーにつきましても、ほかの米国あるいはスペインのインセンティブツアーも来ているということでございまして、例えば、その規模でいきますと、大体インセンティブツアーにつきましては100名前後というような規模で神戸にお越しいただいていると。カードゲームにつきましては1,000名です。あるいは、国際会議もいろいろ規模はございますけれども、500名とか、2,000名のものもございます。
国内会議につきましては、あと戦略でございますけども、神戸につきましては、神戸の特色を生かしまして、例えば医療産業都市との連動ということで、大型の医療学会を中心に誘致を努めているところです。
また、神戸の成り立ちとしまして、やはり阪神・淡路を踏まえた防災ですとか福祉、それからあと港湾都市であるということで港湾関係の会議とか、そういったところで誘致を進めているところでございます。
また、ブランディングとしましても、そういったところに訴求するべく努めているところでございます。 - ◯理事(さとうまちこ) 本当にカードゲームとか、市民の方々にも非常に分かりやすいこともあるのかなというふうに思いますが、市民にとってMICE施策が市にどのように恩恵をもたらしているか分かりづらくて、関係がないという話の印象を与えていないかと懸念いたしております。アフターMICEや市民参加型の施策、周知の取組状況や、新たな取組がありましたら教えてください。
- ◯佐々木一般財団法人神戸観光局常務理事(MICE担当) 市民の皆様方にMICEを親しんでいただくという意味で、私ども幾つか取組をさせていただいております。1つには、そういったMICEが行われているときに、市民参加型のイベントを附帯で主催者の方にお願いしております。例えばですが、医学学会では、家族、お子様方も来ていただいて、医療器具を実際に触っていただくようなことをイベントしてもらったり、あるいは、よく昔からやられてますのは、市民公開講座、著名な学術の先生方に分かりやすく最先端の研究についてお話をいただくといったことです。さらには、ボランティアの方にMICEに参画をしていただくということで、国内外から来られる方に、おもてなしの体験をしていただいて、MICEってこんなもんなんだとか、あるいは海外から来ていただいた方と触れ合っていただくというような機会を設けさせていただいていることもあります。
さらに今後は、リボーンプロジェクトといいまして、これポートアイランドの住民の方が主導で地域活性化を図る事業をこれからされようとされてますが、そちらにコンベンション、ちょうど市民広場周辺にコンベンションの事業者が集積してますが、その事業者と一緒に、皆さんと一緒に、住民の方々と一緒に連携しながら事業を盛り上げていくといったことに参画するという予定にしております。 - ◯理事(さとうまちこ) これが、一部の市民のものにならないよう、さらなる広報や周知にも御尽力いただきたいというふうに思います。
観光コンベンションビューローなどの外郭団体が主導している中で、市としての政策主導性や責任の所在が不明確ではないかというふうな声もございまして、市と外郭団体の役割分担や戦略策定への関与の在り方について御所見を伺います。 - ◯出石経済観光局部長 MICE戦略につきましては、指定管理制度を取ってございまして、これに関しては神戸観光局と──我々と連絡を密にしてやってございますので、実際の誘致等々は神戸観光局が行っておりますけれども、経済観光局とも連携をして進めているというところで役割分担はきっちりできていると考えてございます。
- ◯理事(さとうまちこ) 今後の方向性と見直し、判断についてですけれども、結果が出ていない事業に対しては改善か撤退かの判断が必要だと思います。市として誘致効果や経済波及が限定的な事業に対しては継続や見直し、撤退の基準はあるのでしょうか。単なる前例踏襲とか、予算執行のための執行になっていないか改めて方針をお伺いします。
- ◯大畑経済観光局長 今、MICEの話だけじゃなくて、全体的なお話のようにちょっとお伺いしたんですけれども、私ども経済観光局がやっている事業に関しましては、毎年ローリングで事務事業の見直しということをやってございます。それは、1つの視点は、政策目的が何なのか。その政策目的を達成するための手段として今やっている事業が、それが最適なのか。そういったことを費用対効果も含めて、1つ1つ見直しをしているということをやってございます。
観光事業も当然、例外ではございませんので、観光事業の中でも有効な施策、有効ではないというふうに判断できたものについては見直しをしていく、そういう考え方でやっております。 - ◯理事(さとうまちこ) MICEのホームページ見ましても、前も御指摘はさせていただいたんですけれども、あまりイメージビデオのような感じで、誰に何をどう伝えるかということが明確でないように思っています。パンフレットや出展、宣伝だけが先行していないかということと、神戸の4つの強みとは何なのか、そのメッセージを一貫して発信できているのか、認識をお伺いいたします。
- ◯佐々木一般財団法人神戸観光局常務理事(MICE担当) 先ほどおっしゃっていただきました4つの強みを中心に、ホームページの件なんですけども、2020年にブランディングの再構築をしてございます。その際に、いろいろユーチューブで発信するプロモーションビデオなんかも作成したところでございます。
いかに、国内外含めて、MICEの主催者の方々に訴求するかということにつきましては、常に腐心をしているところでございまして、引き続き、今後、今現在も航空の国際化であるとか、ウオーターフロントの再開発の動きがあります。さらには、三宮再開発等といった、変わりゆく神戸の魅力についても、さらに伝えていきたいと考えております。 - ◯理事(さとうまちこ) 国際便も発着となりまして、そのあたりの強みというところもしっかりと出していっていただきたいというふうに思います。
また、これはもう1つになるんですけれども、Feel KOBEのページについてお伺いいたします。
トップページに特定のお店の情報が分かるようなケーキなどが掲載されておりまして、以前に神戸市に、神戸発祥のファッションブランドをホームページでアピールするのかどうかとお聞きしたんですが、特定のブランドは載せられないというふうに言われました。Feel KOBEなら、神戸発祥のファッションブランドも載せれるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 - ◯周尾一般財団法人神戸観光局常務理事 神戸観光局のFeel KOBE公式サイトでは、御指摘いただきましたとおり、観光に資する個別の店舗であったりとか、個別の施設、そういうものを載せながら、実際に観光、神戸に訪れたい、神戸のこの施設に行きたい、神戸のここで、こういうものを買いたいというようなことを思っていただくようなという観点で様々な個店であったりとか、施設も載せてございます。御指摘いただきましたファッション関係につきましては、今後どういうふうな素材を、どこをターゲットにPRしていくかという観点から検討していきたいなと考えてございます。
- ◯理事(さとうまちこ) ぜひ載せていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
また、金の湯・銀の湯が800円ということなんですけれども、これに関しては、私もうちょっと値段を上げてもいいと思っているんです。もちろん、神戸市民はクーポンを使うですとか、QRコードを発行するなり、そういったいろんな工夫はできると思いますので、観光に来られた方などに関しては倍でもいけるんじゃないかなというふうに思うんですが、前もちょっと、ほかの場面では言わせていただいたんですけど、このことに関して何か検討はされているでしょうか。 - ◯出石経済観光局部長 金の湯・銀の湯については条例で金額が決まっているものでございまして、少し経緯をお話ししますと、平成14年の開業当時からずっと値上げをしていなかったんですけれども、令和5年4月に条例を改正しまして、現在の料金体系となっているところでございます。基本的に料金を値上げさせていただいて、平日の料金を少し下げているという形を取ってございます。
指定管理で神戸観光局が運営を行っているわけですけれども、決算の状況は5年度、6年度を見ておりますと、金の銀・銀の湯については一応黒字を保っているというところなので、直ちに料金を見直していくという状況ではないのかなと市としては考えてございます。 - ◯理事(さとうまちこ) 観光に来ていただいてる方々にも、多少の御負担をいただくというような観点からも、これは本当に検討いただきたいというふうに思います。
- ◯理事(さとうまちこ) フルーツ・フラワーパークのことについてお伺いいたします。
フルーツ・フラワーパークは2013年3月期に44億円の繰越赤字を計上したという経緯がございます。施設の在り方としては農業振興と都市と農村の交流を目的とした施設ということで、花と果実をテーマにした体験型の道の駅として、地域活性化に貢献することということですが、本来の役目を果たせているのかどうか疑問が残ります。こちらに関しては受託収入が大きくて、神戸市からの約2億5,000万がなければ赤字となるというふうに思います。
多額の施設維持管理費をかけてやる意味があるのか、いつまで続けるのかということをお聞きしたいと思います。 - ◯上田経済観光局副局長 フルーツ・フラワーパークでございますけれども、御案内のとおり平成5年にフルーツ・フラワーパークとして開園をしまして、その後、平成26年に農業振興施設として再編を行いました。
その後、平成27年1月には国交省に重点道の駅という形で選定をされまして、直売所であったりとか、レストランといったものを民間事業者と共に整備をして、平成29年3月に道の駅フルーツ・フラワーパーク大沢としてオープンをしてございます。
理事御指摘の神戸市から農政公社への委託業務についてでございますけれども、大きく2つございます。
まずは、施設とか設備の維持管理ということで、清掃であったり、修繕、光熱水費等ということで農政公社のほうに行っていただいております。
2つ目が農業振興ということで、こちらのほうが農政公社に多々役割を果たしていただいているところでございます。まず、イチゴとか、シンテッポウユリの苗、病気にかかっていない健全なウイルスフリーの苗をこのフルーツ・フラワーパークで供給を行ってございます。その苗については、市内の農業者からは株張りであったりとか品質もよくて、かつ価格も安価であるということから高く評価をいただいているところでございます。
また、北区の淡河町の特産品であるシンテッポウユリについては、地域の固有品種として資源管理を行っております。淡河のブランドの系統や品質を維持していくためには必要不可欠な業務であるというふうに考えてございます。
さらに申し上げますと、イチジクの品種比較試験であったりとか、イチジクの生産において課題となってます病害虫の被害を軽減するための試験生産といったようなことも行ってございます。
このように、フルーツ・フラワーパークについては農業振興の拠点施設ということで、農政公社のこれまで培った専門的知識等を活用しまして公益性のある業務を行っているところでございますので、引き続きコストのほうも意識しながら適切な管理運営に努めていきたいというふうに考えております。 - ◯理事(さとうまちこ) 今、るる御説明いただいたんですけれども、それに対して市が2億5,000万かけて運営を続ける意味が、必要があるのかなというふうに思います。このまま単純に計算したら、10年で25億ということになってしまいまして、これ、このままだらだら続けるっていうことにはどうしても納得ができないんです。何か画期的な今後の対策とか、施策があれば教えてください。
- ◯椿野経済観光局局長 公社として委託を市のほうからしておりますので、その部分についてはコスト削減を意識しながら進めていきたいと思っております。
- ◯理事(さとうまちこ) 神戸市、EBPMということを物すごく重視してると思うんですけれども、今後しっかりと見直せるところは見直していっていただきたい。そして、もっと広く市民に還元されるような振興などやっていただきたいと思います。

